8月の世界コンテナ荷動き3.7%増 運賃指数は14カ月連続で下落続く

Container Trades Statistics(CTS、英国)がまとめた今年8月の世界コンテナ荷動き量は、1,531万5,523TEUと前年同月比3.7%増加、運賃指数(2008年=100)は74で、前年同月の193から61.7%(119ポイント)低下、ピークだった前年6月の204から14カ月連続で下降線をたどっている。
 8月のコンテナ荷動き量を地域別にみると、極東地域は輸出が前年同月比5.8%増の932万4,317TEUと堅調だったが輸入は0.5%減の581万2,930TEUと小幅減少、欧州地域は輸入が2.8%増の276万4,271TEU、輸出は5.5%減の221万7,934TEU、北米地域も輸入が3.3%増の286万756TEU、輸出が2.5%減の112万5,434TEUと輸出入で明暗が分かれた。
 インド亜大陸・中東地域は輸入が15.8%増の175万3,971TEU、輸出が13.3%増の132万4,075TEUと輸出入とも2ケタプラス、中南米地域も輸入が6.5%増の99万8,672TEU、輸出が1.9%増の76万734TEUと輸出入とも堅調、うち最大市場のブラジルは輸入が3.6%増の25万2,954TEU、輸出が11%増の24万4,510TEUで輸出入ともプラスだった。
 また、サブ・サハラアフリカ地域も輸入が18.6%増の74万5,297TEU、輸出も9.7%増の32万3,329TEUと輸出入とも好調だったが、オーストララシア・オセアニア地域は輸入が15.5%減の37万9,626TEU、輸出が3.4%減の23万9,700TEUで輸出入とも不振だった。